あそたんガイドツアーズの成り立ち

あそたんガイドツアーズができるまで

はじめまして!

僕は、牧野ガイドとして活動している釜崎笙(かまさき しょう)と申します。

あそたんガイドツアーズは、牧野(放牧や野焼きを行う草原)を用いて、トレッキングツアーやサイクリングツアー、特別イベントを催行しています。

牧野は草原保全や家畜・動植物保護の観点から、一般の方はなかなか立ち入ることができない場所。

そんな牧野だからこそ感じていただける、まだ知られていない阿蘇の雄大さや豊かさがあります。

阿蘇が地元だけど牧野についてもっと知りたい方や、市外・県外、遠くは海外の方にも阿蘇の良さをお伝えしたいという願いからこの計画はスタートしました。

簡単に、僕と阿蘇・牧野の関わりや、牧野ガイドとして活動することになったきっかけについてご説明します。

僕と阿蘇

元々の僕の生まれは阿蘇ではありませんが、父と母が阿蘇が大好きだったこともあり、旅行で何度も阿蘇を訪れたことがありました。

10歳ごろ、旅行中に、たまたま阿蘇在住の父と母の友人が、現・町古閑(まちこが)牧野組合長の市原啓吉さんを紹介してくれました。牧野の組合長をされていることや農業のお話などを伺ったのが、一番初めの牧野との接点です。

まだまだその時は、名前を聞いたことがあるだけで、牧野とはなんなのか?阿蘇にとって牧野はどういうものなのか?深く分かっていませんでした。

それでも、阿蘇を好きな気持ちは滞在の度に大きくなっていき、2014年、12歳のとき、父や母と話し合った結果、僕が大好きな(この時には父と母にも阿蘇愛が負けないぐらいになっていました!)阿蘇に移住します。

僕と牧野

移住後は、市原さんによく声をかけてもらい、できる範囲で市原さんの農園のとうもろこし収穫・高菜折り、町古閑牧野の草刈りなどのお手伝いをさせてもらうようになりました。

収穫した野菜を納品する際は、道の駅阿蘇での市原さんの作業の流れを見学させていただき、阿蘇で暮らすことや地域の人たちとの関わり合いの大切さを目の当たりにしました。

2016年に被災後、家屋損傷もあり、一時他県に避難したものの、1−2週間ずつ阿蘇に滞在し町古閑牧野のお手伝いを継続するなど、阿蘇との関わりをずっと続けられたことが、現在まで繋がっているような気がします。

この時期には、市原さんの手元について、町古閑牧野の牛のお世話や野焼きのお手伝いをさせてもらうなど、活動の範囲を少しずつ広げていきました。

特別に思い入れのあるものは、仔牛の競りに参加したことです。

阿蘇の数ある牧野から牛たちが集まる競りで、町古閑牧野で育てた仔牛を引いていくのは緊張しましたが、とてもやりがいを感じた出来事でした。

2017年に良い家が見つかり、阿蘇に戻ります。

その後、牧野のお手伝いを継続しながら、林業にも参加し、草刈りや植林を通じて自然と共生することを学んできました。

僕と野焼き

多岐に渡る牧野業務の中でも、特に野焼きについては、何度も市原さんに教えてもらい、技術を習得できるよう研修生として現場数をこなしてきました。

はじめは草刈りだけを。徐々に、輪地焼きと呼ばれる野焼きの下準備の手伝い、火消し、そして危険の多い火付けも牧野組合長である市原さんの看視のもと、任されるようになりました。

主に町古閑牧野の野焼きを、そして時には他の牧野の野焼きの手伝いや小学生の野焼き体験のスタッフもさせていただきました。

市原さんの指示や指導を受け、つくづく思うのは、野焼きとは「職人技」であるということです。

組合長の市原さんに多くを任されるようになったいまでも、まだまだ研修中だという心算で野焼きと向き合い、技術や知識を習得していきたいと思っています。

僕と道の駅阿蘇の「牧野ガイド事業」

2018年、道の駅阿蘇が主体となって「牧野ガイド事業」というものがスタートしました。

阿蘇中に160〜200ある牧野組合の管理する牧野を、観光客や一般の方にも利用してもらおうという、いままでになかった新しい阿蘇の観光資源となる取り組みです。

その計画の中で真っ先に牧野ガイドの認定を受けたのが、町古閑牧野の市原さんでした。

その後、牧野ガイド事業として、「町古閑・下荻の草・西小園」という3つの牧野を用い、牧野の主業である牧畜・草原の管理などと重ならない期間、トレッキングツアーやサイクリングツアーが計画されるようになりました。

僕がその事業内容を詳しく知ったのは、翌年2019年。

元々ロードバイクが大好きだった僕に、市原さんが「サイクリングツアーのガイドに応募してみたら?」と提案してくれたのです。

阿蘇の自然・牧野・自転車ときたら、「これは自分にぴったりだ!」と思い、道の駅阿蘇が主催する牧野ガイド講習に参加し、牧野ガイドとしての活動を開始します。

牧野ガイドに認定されたことがきっかけで、他の牧野ガイドの方や道の駅阿蘇の牧野ガイド事業担当者の方とも連携して活動できるようになりました。

始まってしばらくは、道の駅阿蘇のアレンジの下、先輩ガイドさんたちから依頼されたガイド業務をこなしたり、顔見知りの人限定で自分のガイドツアーを組んだりし、ステップアップしていきました。

この時期、道の駅阿蘇からの紹介でテレビや新聞社などの取材を数回受け、牧野ガイドの活動や阿蘇の取り組みについてまとめていただきました。

今後の阿蘇の発展のために

若輩者ですが、阿蘇に住み、観光業・林業・畜産業・農業に携わる立場の人間として言わせてください。

阿蘇の住人や自治体・牧野関係者、もちろん牧野ガイド事業をスタートさせた道の駅阿蘇も含め、多くの人の願いは、阿蘇の歴史や文化を後世に伝え、人々が悠々たる時の流れの中で繋げてきた阿蘇の雄大な自然を、多くの人に知ってもらうことだと思います。

まだまだ経験が足りない僕ですが、はじまった牧野ガイド事業に参加させていただき、この活動の火種を、どうにか僕が大好きな阿蘇に根付かせていきたいと思いました。

それで、今回「あそたんガイドツアーズ」として個人でも牧野ガイド業を始めることになりました。

これまでも牧野ガイド事業に含まれていたトレッキングツアー・サイクリングツアーに加え、牧野組合長・市原さんの後援により、草原維持に欠かせない、野焼きや草小積みなど、阿蘇の歴史や伝統を伝えるイベントを催行していきたいと思っています。

屋号には「まだ知らない阿蘇を探検しよう!」という意味を込め、略して「あそたん」と名付けました。

阿蘇の麗しい自然と地域・お客様の架け橋になれればと思い。

2021年2月

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